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動物愛護センターの現状

福島県の動物愛護センター「ハピまるふくしま」訪問。 お忙しい中、センター所長さんと職員さんにご案内いただき、お話しをお聞きすることが出来ました。 「ハピまるふくしま」は以前、原発事故の際に、被災ペットの救護施設、シェルターとして開設された施設を、その救護本部から寄贈を受け、改修し平成29年4月に開所した施設。 現状はやはり、収容は少数ですが、コロナ禍の影響で譲渡に関しては通常期の様には至っていないとの事です。 ただ、愛護センターと言う事で、保健所よりも、里親希望者や見学者の訪問がし易いとの事で、犬で9割の里親さんが見つかっているそうです。猫の場合は、幼齢期の収容数が多く課題は多いようですが、単純に里親希望者が増える事で大きな問題は解決出来ると言う認識は同じでした。 殺処分ゼロに関しては、目標として数年は要するとの事で、その解決策も飼主への啓蒙との事を挙げられていましたが、殺処分を無くす為には先ず、必ず孤児は発生すると言う考えで当たらなくてはいけない事を所長さんとは知らず、意見を語ってしまいましたが、否定すること無く納得されていて、後で名刺を見て自嘲しきり… また、ハピまるふくしまでは、愛護団体の引き出しはお断りし、直接譲渡に力を入れているそうです。

各都道府県では、動物愛護センターのあり方が、様々だと思いますが、ネット上では比較的偏った認識の中で、実は保健所や愛護センターが殺処分を無くす鍵になっていることが否定されて語られているような気がします。何よりはネットの情報を鵜呑みにすることなく、自分の目で確かめる事が一番だと考えています。特に悲惨なイメージが出回っていますが、差はあっても、実際に殺処分は悲惨でも生きているワンニャン、生きようとするワンニャンを見て、悲惨と考えるのは、私には少し理解に苦しむのところでもありますが、ぜひ、ご自分の目で確かめてください。確かにどのワンニャンも個性が有って、みんな家族に迎えたいとは思ってしまいますが、みんなで繋ぐことが最善であることです。


物言えぬ犬猫たちの唯一の頼りは、しがらみ無く犬猫を想う皆さんしかいません。これからも、どうぞ犬猫応援よろしくお願い致します。






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